今日で最終回です。有難うございました。
梅雨明けは一体いつ・・・?と思っていたら、
なんと台風が近付いていますね。
皆さまの所は大丈夫ですか?
さてさて、今日で一応最終回。
何を書こうかな・・・と迷ったのですが、
うちにある二つのライン、「御代栄」と「北島」について
少し書きたいと思います。
うちは元々は「御代栄(みよさかえ)」という
商標のお酒を出しておりました。
(そのまたもっと昔は「酒半」だったそうです。)
そこへ社長が、「質実剛健。ビンに飾りも何もいらないから、
よりこだわった造りで、味だけで勝負するお酒を作りたい。」と
「北島」ラインを新たにスタートさせました。
かれこれ10年ほど前のことでしょうか。
ライン、と言っても当初は1種類のみ。
手作りのラベルに手作りの木札をぶら下げていました。
それが今や、BY違いやら酒米違い、
把握し切れないほどの少量多品種ラインに。
精米歩合だけでも、50%もあれば55%もある。
この5%の違いって・・・?
とにかく種類が多くって、
あると思っていたら予約分のみでもう無かったり、
無いと思っていたらどこからか社長が出してきたり、
どーん!とあっても寝かせ用だったり、
ワタシらにはさっぱり分からない謎の酒・・・。
(いえね、数字上の管理はちゃーんと出来てるんですけどね。)
分かっているのは社長ひとり。
お客さまにご質問等お受けしても、
ワタシたちにはまともにご返答する術もありません。
それどころか、良かれと思ってお客様にお知らせしたりすると、
「それは○○限定やから、勝手に出せない。勝手に言うな。」と来る。
・・・・・・・・全く付いて行けません・・・・・・・。
まぁ、それだけ社長の思い入れが深い、と言うことで。
以前にも書きましたが、
「ボクの酒」、「秘密の酒」という表現がぴったりの「北島」なのです。
これに対して、地元の方に親しんで頂いている
昔ながらの味わいを大切にした「御代栄」。
滋賀土産などのご贈答にもお使い頂けるよう、
美しい帽子をかぶっていたり、
立派な箱に入っていたりするお酒が沢山あります。
また、ご近所さんが、「うまい酒はいっぱいあるけど、
何と言っても金紋が一番!」と言って下さる
いわゆる定番の普通酒もあります。
最近では、「安穏人生」、「銷夏酒(しょうかざけ)」など、
ストーリー性のあるお酒も出てきました。
よく聞くキャッチフレーズではありますが、
『伝統と革新』の伝統が「御代栄」、革新が「北島」
といったところでしょうか。
うちのような2つのラインでお酒を造られているお蔵さんは
日本中結構どこにでもあります。
が、こんなに振り回されている感があるのは うちだけなのでしょうか。
社長の思いが熱すぎて、付いていくのに必死です。
反面、「次は何が出てくるのかな。
今年は何に挑戦するのかな。」と、楽しみでもありますが。
まだまだ進化を続ける「北島」と、どっしり構える「御代栄」。
結局は好みです。
美味しければいいのです。
これまたよくあるキャッチフレーズではありますが、
「味わいの、その先へ。」
その先にあなたが見る世界はどんなでしょう?
嬉しい時、哀しい時、
あなたのおそばに置いて頂けるお酒が日本酒でありますよう、
願っています。
そしてそれが、北島酒造のお酒であれば、
こんなに嬉しいことはありません。
永らく有難うございました m(_ _)m。
いつの日かまた、再開出来ますよう、
しばらく充電期間を頂きます。 ← 携帯も直さなね。
本当に本当に有難うございました 。
最後の日本酒ブログランキングです。
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追伸:7月15日から21日まで
京都大丸さまにて試飲販売を行っております。
ワタクシもどこかで参戦させて頂きますよ♪。
是非お立ちより下さいませ。
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